我妻弘国のホームページへようこそ 本文へジャンプ



その他の取り組み
2010.2.11更新

バタフライ・ガーデンを目指して

カタカナで書くと何かと思うでしょうが、ひらがなにすると「蝶々の庭」と

なります。先日岐阜(ぎふ)蝶の繁殖環境に取り組んでいる人の活動事例が

新聞に載っていました。


読んでいるうち引き込まれ、「これは面白い」私にもやれそうだ。“よし“

今年からこのギフ蝶の繁殖に取り組んでみようかな、と考えました。ギフ蝶

は揚羽蝶科で本州の秋田から山口県まで分布しています。明治の初め岐阜県

で発見されたことで、この名前の由来になっています。桜の花の咲くころ現

れるので「春の女神」とも言われて、羽を開いた大きさ約6cm、羽の表は短

黄色の地に黒条紋があり、成虫は、桜の花、ムスカリ、菜の花カタクリの花

に止まるらしい。


ピンク色のカタクリ花の蜜を吸う姿に、オーと心の中で小さい雄叫びの声を

上げて私の目が釘付けになりました。ピンク色の可愛いカタクリの花を増や

そうとこの8年間、館山の斜面の群生地の手入れをしていましたので岐阜蝶

の飛ぶ姿に感動したのです。館山は全国の桜100選にもなったソメイヨシ

ノで有名な公園です。“よし“この岐阜蝶を何とか増やせないかと好事家の

ホームページを読むと、薄葉細辛(うすばさいしん)という野草がこのギフ

蝶を増やす決め手になるのが分かり、写真を見たがなかなか可愛いい。春、

茎の先から長い柄のある長さ5〜8cmのハート型をした葉を2枚出し、直径1cm

程で錐形の紫黒色をした一輪の花を持つ。山かげに生え茎は地中を這い節が

多く辛味が強い。根は解熱剤、葉の煮出し汁は口臭をとる。とあるが岐阜蝶

が何故この野草を好きなのか分からない。種を求めようとしたが扱っている

店がないので他に好きな植物はないのかなと探してみると山地に自生するウ

マノスズクサ科で寒葵類の葉もいいらしい。この寒葵は常緑樹で多年草とあ

るが花が地面に埋もれるようにつく。そのために種子の散布範囲が狭くなり

分布が広がらない、そして地域の変種が多いとある。どれも増やすのにかな

り難しいようなので友人の花屋さんにこの種を扱っている商店を探してもら

ったが見つからない。苦しくなり仙台の野草園に問い合わせるがやはり分か

らないとの事でした。それでも薄葉細辛が植えてあるのでその節に種でもと

られては如何でしょうかと返事があり感謝申し上げ何処にもない場合お伺い

しますと返事をしておいた。


そのうち野草園に行ってこれらの野草がどんなものなのか見て館山に自生し

ているものか調査を行ってみたいと考えている。簡単に蝶々の繁殖を考えた

がそれなりに研究をしないと駄目なようです。


越冬する岐阜蝶は真冬でも暖かい日は飛んでいるようですが3月初め頃にな

ったら他の蝶も動きだすのでしょうか。カタクリが群生している館山西側駐

車上から三の丸への小道を登ってくると蝶が薄葉細辛(うすばさいしん)を

探しながら飛んでいるのが見られます。昨年末に町ではカタクリの群生地付

近を散歩コースや四季の花を観賞できる里山として雑木の除伐をしたようで

例年の私的な下草刈はしないでも良いようです。2月に末になりましたらカ

タクリ群生地のごみ拾いをしたいと考えています。その頃にかぶと虫の棲家

に椎茸を作った古いホダギを入れなければなりません。桜の花が咲く頃に作

業をするのでは無粋になるのでカタクリの咲く群生地のごみ拾いと一緒にし

たいと考えています。



 

蛍とビオトープ

今年、町では郷土館前の庄司さんの田2枚を借り上げ駐車場として使うよう

です。桜100選の観光地として段々と姿を整えつつあるようです。庄司さ

んは田圃を作っていたのですが田圃用水のくみ上げポンプの整備をしていま

す。町では郷土館の堀に水道水を流し風情を楽しんでいたのですが月72t

の水を使用していたが勿体ないとのことで水道を止めたようです。船岡用水

は西住で二つに分かれます。一つは館山北側から山岸経由で役場前の用水に

なり役場前で銀座通り方面と本町・新町方面に流れています。もう一つは館

山瑞道で西住から館山下の尾形さんの北側を通り更に地下を潜り尾形さんの

釣堀の側を南側に旭丘住宅北側下の地下を通って思源閣の方へ、そして南方

向に向かい、恵林寺近くから新町通りへ、気仙さんから東へ元アイユウー前

まで地下を潜っております。この地下水路の名前は水質対策新用水路の名前

となっており中名生・下名生の田圃に十分な水を確保するために50数億円

かけてつくられたものです。


花咲山構想や暫定図書館を考えている町長に提案したいものです。この用水

堀の水を使い館山下にビオトープをつくっては如何でしょうか。昔この根形

の堀や田圃に鮒、鯉、鰻、泥鰌、えびがに、螺、カラス貝、タナゴ、雷魚、

めだか、オイカワ、ゲンゴロウ、など多くの生物が一杯でした。


私たちはそのような生物が生きているところから生産される農産物の重要な

ことを忘れ、環境破壊をしてしまいました。今一度昔のように生物が生きて

いけるような環境をつくりそこにカワニ
ナを飼い、蛍を放し子供たちや町民

の皆さんに喜んでもらえるようにしてはいかがなものでしょうか。するべき

なのです。








   
inserted by FC2 system